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MaaRUKAの考察ブログ

沖縄の基地に反対する香港民主化運動の活動家、區 龍宇(アウ・ロンユー)

沖縄の米軍基地に反対する香港民主化運動の活動家。區 龍宇(アウ・ロンユー)

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民主化運動に参加する香港市民の區 龍宇(アウ・ロンユー)さんがグループ13人とともにキャンプシュワブを訪れ、ゲート前の座り込みと海上行動を視察した。ゲート前では強制排除する沖縄県警機動隊のようすを会員制交流サイト(SNS)で発信。海上では澄み切った大浦湾と新基地予定地の広さに驚いていた。 區龍宇さんは香港と沖縄の共通点として「圧力と非暴力」を挙げ、香港は中国から、沖縄は日米両政府から圧力を受けていると指摘。「非暴力で活動し続け、選挙で民意を示し続けることが重要だ」と話した。この日、生コン車などを主要に160台が資材を搬入した。

standwithokinawa.net

區龍宇氏は「香港は中国から、沖縄は日米両政府から圧力を受けている」と指摘しているが、これではまるで”日本政府が中国共産党と同じように酷いことをしている”と言ってるも同然であり、香港と沖縄を共通の問題だと捉えた発言は聞き捨てならない。この件については沖縄タイムスの記事にもなっている。

民主化運動に参加する香港市民の區龍宇(アウロンユー)さんらが16日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込みと海上行動を視察し、「自分たちの土地と未来は、自分たちで決める意志を感じた」とエールを送った。區さんらは宜野湾市内での講演会のため、14日から来沖中。

區さんは座り込む市民らと強制排除する機動隊、ゲート前の車列の様子などを会員制交流サイト(SNS)で発信した。海上では、澄み切った海と新基地予定地の広さに驚いた。

香港と沖縄の共通点に「圧力と非暴力」を挙げた區さん。香港は中国から、沖縄は日米両政府から圧力を受けていると指摘し、沖縄は非暴力の活動と選挙で民意を示し続けるのが重要と話した。

この日は資材を積んだ工事車両160台がゲート内に入った。海上ではK9護岸から土砂が陸揚げされ、埋め立て作業が進められた。

www.okinawatimes.co.jp 

香港の民主化デモ活動家・區龍宇の正体は「暴力革命を目指す過激派の共産主義者

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區龍宇 - Enpediaによると、區龍宇は香港の労働問題研究者、左派活動家。トロツキストで、1976年に高校を卒業してトロツキー派の社会青年社に入ったと書いてある。トロツキストとは、日本でいう中核派革マル派をイメージしてもらうと分かりやすいかも知れない。「暴力革命を目指す過激派の極左暴力集団のことである。簡単になるべく分かりやすくトロツキストについて説明しておく。

トロツキズム 大辞林 第三版の解説

ロシアの革命家トロツキーの革命理論。永続革命論の立場からスターリンらの一国社会主義に対して、プロレタリア世界革命なしには社会主義の勝利はあり得ないとするもの。
ロシアの革命家であるトロツキーの革命理論をトロツキズムと言い、トロツキーの革命理論に基づいた方法での革命を肯定する共産主義者トロツキストと言い、プロレタリア革命とは、暴力革命で国家・資本家を打倒することで労働者が国家権力を奪取し、資本主義から社会主義への道を切り開くことを目的とした革命。

革命家であるスターリンは「一国社会主義革命論」といって、世界革命で世界中が社会主義国家にならなくても一つの国だけでも社会主義国家は成り立つと考えたが、トロツキーは一つの国だけで社会主義国家は成り立たないと考え、スターリンの「一国社会主義革命論」を批判し一つの国で勝利した社会主義革命は世界中が社会主義国家になるまで連続的に他の国へ革命を押し進めなければならないという「永続革命論・世界革命論」を主張した。つまり世界中で暴力革命を起こし社会主義革命を起こさなければならないというのがトロツキストの考え。

區龍宇がトロツキストである決定的な証拠

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これは、かけはし2015.年9月14日号に掲載された、區龍宇さんとのインタビュー(上)である。ここにも書いてあるようにこれは區龍宇氏へのインタビューで本人が答えた内容であり、元は香港のウェブメディア「端傳媒」八月一四日に掲載されたものらしい。そして「かけはし2015.年9月14日号」とは何か。見てもらえば説明なんかいらないだろう。週刊かけはし

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そして、この區龍宇さんとのインタビュー(上)で區龍宇がトロツキストの主張として自分がトロツキストであると語っているのだ。

トロツキストの主張

 一九七六年、區龍宇は高校を卒業し、社会に身を投じるとともに、「社会青年社」に正式に加入した。一九七八年には『十月評論』の雑誌組織と合併し、革命馬克思主義聯盟(革馬盟)を結成した。この組織はソ連の革命家トロツキーの思想を受け継ぎ著名なトロツキー派(トロツキズム)組織となった。梁國雄[社民連の立法議員]も当時はメンバーの一人だった。トロツキー派は七〇年代以降は厳しい状況に置かれた。

 「当時のトロツキー派の中国と香港に対する方針は、次の四つのスローガンに集約されていました。『反資本主義、反植民地主義、反官僚主義社会主義的民主主義の実現』です。反官僚主義中国共産党に照準をあわせたものです。トロツキー派は一九四九年の中国革命について間違っていたとは考えていません。革命を通じて地主階級を打倒し、農民に土地を分配することは必要だと考えていました。地主とは世襲の財産をむさぼっているだけであり、もしこのような地主経済の前資本主義的な搾取方法を一掃しなければ、国内市場のまともな発展はありえませんでした」。
「しかし、中国共産党の官僚支配と一党独裁は誤りです。…続く

 

全文はこちらから

www.jrcl.net

區龍宇は昔、尖閣諸島の活動家でもあった

區龍宇さんとのインタビュー(上)を読むと分かるが、區龍宇は尖閣諸島の活動家であった過去も語っている。1971年、中学生のときに尖閣諸島(釣魚台)防衛運動に参加したのが初めての政治経験となったらしい。香港ビクトリア公園で開かれた釣魚防衛集会。monsoon.doorblog.jp

 

この件に関しては別の記事で改めて詳しく紹介しようと思うが、これでも日本人は香港デモを応援しますか?